Warning: "continue" targeting switch is equivalent to "break". Did you mean to use "continue 2"? in /home/users/0/wcl-001/web/www.kunitachinaika.com/wp_kunitachi/wp-includes/pomo/plural-forms.php on line 210
睡眠時無呼吸症 | 国立内科クリニック
TOPへ戻る

休診日・医療内容等のお問い合わせ・相談
お気軽にお電話ください。

042-580-1024

国立内科クリニック(くにたちないかクリニック)

睡眠時無呼吸症

睡眠時無呼吸症候群の早期発見・早期治療
CPAP療法

高血圧や脳梗塞、心筋梗塞の原因となる睡眠時の窒息状態

 当院では、生活習慣病と関連の深い睡眠時無呼吸症候群(SAS=SleepApneaSyndrome)の検査、治療にあたります。

 睡眠時無呼吸症候群で最も頻度が高いのは、肥満が主な要因となり、上気道が物理的に閉塞して生じる閉塞性睡眠時無呼吸症候群です。一方、生活習慣病に対しても、肥満は非常に強い関連を持っています。
 つまり、肥満という共通の原因から睡眠時無呼吸症候群も生活習慣病も生じているケースが多く存在します。そして睡眠時無呼吸症候群はさらに高血圧や糖尿病を悪化させたり、脳梗塞や心筋梗塞の引き金になり得ることが解ってきています。

 動脈硬化による合併症を防ぐには睡眠時無呼吸症候群も生活習慣病の一つに捉え、糖尿病や高血圧と共にトータルにコントロールしていくことが必要と言えます。
 従来は呼吸器科や耳鼻咽喉科が担っていた睡眠時無呼吸症候群の診療についても、当院では積極的に介入し、早期発見・早期治療を重視していきたいと考えております。

 重度の睡眠時無呼吸症候群の方では、睡眠中に1分から2分近く息が止まっていることがあります。意識的に止めようとしても困難な息止めを、就寝中には無意識に繰り返して窒息状態になっているのです。もともと狭心症や不整脈などの心臓に持病のある方では、致死的な発作の誘因にもなっていると考えられています。

 また日中の症状としては、「どんなに寝ても寝足りない」、「朝起きたら頭痛がする」、「会議中に寝てしまったり、しょっちゅう居眠り運転をしてしまう」といったことが起こります。脳波検査を行うと、睡眠時無呼吸症候群の方の睡眠は、常に浅く、断眠状態が続いています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査

 自宅で自分で行うことができる簡易式検査と、検査施設に一泊して行う、最も正確な確定診断法である終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査があります。
 当院では簡易式検査機器を用意しておりますが、PSG検査が必要なケースでは、医療連携施設で対応させていただきます。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療

 軽症のケースでは、マウスピースと呼ばれる歯科装具を装着して眠っていただきます。
 重度のケースでは、経鼻的持続陽圧(nasal CPAP)療法を行います。CPAP療法とは、密閉式マスクを装着して陽圧をかけることで、閉塞した上気道を押し広げる機器です。 
 極端な扁桃肥大などの上気道疾患や、生まれながらの上気道の形態的異常などで、手術による改善が見込まれるケースでは、耳鼻科的外科治療が行われます。

 これらの治療法の中では、CPAP療法の治療効果が最も高く、閉塞性睡眠時無呼吸症候群治療の第一選択とされています。重症の睡眠時無呼吸症候群の方の中には、CPAPを装着するとぐっすりと眠れて、「これまでの睡眠はいったいなんだったんだろう」、「CPAP無しでは寝られない」などとおっしゃられる方もいらっしゃいます。
 そのような方にとってのCPAP療法は、合併症の予防だけでなく、日常生活の質まで向上すると言えます。その一方で、「CPAPには違和感や圧迫感を感じてしまい、こんなものを装着していてはどうしても眠れない」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

 従って、どうしてもCPAPに馴染めない人にとっては無理にお勧めできず、他の治療法を検討しなければなりません。
 しかし既に心筋梗塞や、狭心症、脳梗塞などを起こしていて、重度の睡眠時無呼吸症候群を合併している方に対しては、CPAP療法は必須の治療法とも言えます。
 そうした個々の病状、特性、持病などを総合的に判断して、治療の必要性をしっかりと医学的に判断し、治療効果、治療利益、治療不利益との兼ね合いを考えて治療法を選択致します。