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糖尿病 | 国立内科クリニック
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国立内科クリニック(くにたちないかクリニック)

糖尿病

国立内科クリニックは「糖尿病」と闘うクリニックです

早期発見が大切です

 糖尿病の患者さまは多くの場合、何の自覚症状もないまま「健康診断で血糖値が高かったり尿糖が出ている」ということでご相談に来られます。

 口渇、多飲、多尿、疲れやすい、視力が急に悪くなるといった自覚症状が出るときは、糖尿病はかなりの重症になっていることが多いです。検診や定期通院などで検査を受ける習慣の無い方では、自分が健康だと思っていても突然心筋梗塞や狭心症を機に初めて糖尿病がだったことが解るケースもあります。

 また生活習慣に原因が無いのに重症化するケースでは、1型糖尿病という特殊な糖尿病や、膵臓癌(がん)などの悪性疾患が隠れているケースなどがあります。
 あるいは健康な人でも猛暑などで脱水症予防のためにスポーツドリンクをがぶ飲みしてしまい、一気に糖尿病になってしまうケース(ペットボトル症候群)もあります。脱水症予防のためにスポーツドリンクを飲むにも正しい知識が必要です。 

「糖尿病」を知ってください

 糖尿病と付き合い、改善していくにあたって大切なことは、「糖尿病を知ること」だと思います。糖尿病がなぜ、どのようにして生じてきたかが解らなければ、なってしまった糖尿病にどのように対処してよいかも解るはずがありません。
 糖尿病への対処方法を知らなければ、短期間で自ら悪化させてしまうこともありますし、その逆に糖尿病への対処方法を知っていれば糖尿病を改善することも可能かもしれません。

 つまり、糖尿病について、知っているのと知らないのとでは、その後の人生自体が全く変わってしまう可能性があります。
 なるべく早い時期に糖尿病という病をよく知っていただくことが大切です。

 糖尿病コントロールが悪い状態が長く続けば、神経障害、網膜症による失明、腎不全、心筋梗塞、脳梗塞といった合併症の危険性も高くなります。
 糖尿病コントロールが良ければ良いほど、合併症の発症や進行を延ばすことができます。
 たとえば40歳で糖尿病になった人が90歳まで合併症と無縁で天寿を全うするには、50年間もの間、良好な糖尿病コントロールを維持して合併症を防ぎ続ける必要があります。自覚症状のない生活習慣病の治療は一生を見据えて行わなければなりません。 

血糖コントロールと糖尿病コントロール

 糖尿病の治療は、2つに分けて考えることができます。ひとつは糖尿病自体の改善を目的とした糖尿病コントロール、もうひとつは血糖値を下げることを目的とした血糖コントロール。
 当院では薬をどんどん上乗せして血糖を下げるような見かけ上の血糖値の改善ではなく、糖尿病自体を改善していくことを常に念頭に置きます。そのためには患者さん個々の糖尿病の発症、悪化の原因を明らかにし、それに対して対策を立てていく必要があります。 

肥満の人には糖尿病を改善できる余地が残されている

 血糖値が高い原因がその方の生活習慣にあると考えられ、血糖値を上げる別の要因も見つからない場合は、食事療法,運動療法を徹底していただきます。
 太るためには、過食することと、それに伴い膵臓が過剰なインスリンを分泌することの二つの要素が揃う必要があります。インスリンが出ていない人であればいくら食べても太れません。太れるということはそれだけ過剰なインスリンが分泌されている(分泌させている)ということになりますから、食事療法と運動療法が非常に有効と考えられます。 

個々の病態に合った薬物治療

 残念ながら糖尿病を明らかに治せるという薬はまだ開発されていません。
 糖尿病と戦うためには、「正確な情報をより多く入手して、自ら考えて判断する」必要があります。医師とディスカッションしながら、薬の作用の仕方、効果、メリットデメリットをご自身が理解し、ご自身で納得して治療に取り組む必要があります。(主治医は患者さん自身、医師はサポーター)